とうとう全国で非常事態宣言が出てしまった新型肺炎コロナウィルス問題に、国が打ち出した対策のひとつが、マスクを配布するといった期待はずれのものでした。
と、大人の多くは不満を露にしていますが、実はこれちゃんとした意味が込められた安部首相の判断だったことは知られていません。
今回はコロナウィルス問題に、安部首相が洗って使える布マスクを配布する理由をわかりやすく説明しようと思います。
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布マスクなんていらないから金よこせ
2020年4月20日現在、日本各地で布マスクの配布が始まっているようです。たかが2枚のマスクを配られたところでなにも変わらないし、今すぐコロナウィルスの影響で落ちた売り上げをどうにか補償してくれと嘆く社会人(大人)は多いです。
コロナウィルスに有効な薬がない今、世界中で多くの人が亡くなっているのですが、日本では誰かが死ぬ事よりも個人の都合が不満として出てきているのが今です。
マスクを配る余裕あるなら金をくれ!
【会社がつぶれるよ!】
【お店閉めなきゃいけないよ!】
【遊びにいけないよ!】
【来月から生活できないよ!】
【コロナよりも自粛で迷惑だ!】
同情するなら金をくれ!マスクいらないから金をくれ!と緊張が高まっているわけです。
なんでマスクがいらないのか
国民の多くがマスクなどいらないから金をくれと訴えています。
その多くは、マスクを買いに行ける人やマスクの在庫に余裕のある家庭なのかもしれません。そんな意見の裏に知られていない事実があります。
【医療業界や介護福祉業界では、マスクなどの備品が危機にあることです】
私たちが自宅待機している間も、国民の生活を守るため命を守るために病院や介護施設、交通機関等で働く人は自分が感染するリスクを知っていながらも今日まで働いています。
それは自分の生活のためではありません。誰かのために誰かがしなければいけないお仕事だからです。
自分のために働いているのなら、休業補償を受けたり有給を使うことで今の感染リスクを避ければ良いのです。
大人たちが自分達だけのことで不満を言っていますが、一部の大人たちは今ある命を守るために自分を犠牲にして働いています。
そこで国が打ち出した対策のひとつが、マスクを配布する事でした。
医療業界や介護福祉業界ではマスクなどの備品が無くなる恐れがある
世界中で多くの人が亡くなっているコロナウィルス問題ですが、日本でも志村けんさんをはじめ多くの方が命を奪われています。
医療業界や介護福祉業界に交通機関など、無くなったら困るお仕事をしている多くの方は、自分を犠牲にして私たち国民を守ってくれています。
普段から気に入らないと思うタクシードライバーなんて良い例です。こんな状況でも働いてくれています。
時には救急車の代わりにもなるでしょう。ちょっとした遠出も助けてくれるでしょう。普段は態度が悪いから気に入らないと思った病院もそうです。治せる薬がない今、無理に病院を営業する必要はありません。
だけど私たち国民を守るために働いてくれている一部の大人がいるんです。
【知られていないが医療関係のマスクなど備蓄が心配になっている】
マスク2枚はなんのために配られるのか?
洗って再利用できるマスクがわざわざ国から配られる最大の理由は、今必要な人へしっかりと行き届かなければいけないマスクを奪い合わないようにするためです。
医療用マスクであろうが使い捨てマスクであっても、自分のためだけに手に入れたい大人はいます。
恋人のため、家族のため、子供のため。
理由はこの際なんでも良いんです。だけどその理由で最前線で戦ってくれている病院や介護施設に、交通機関などで働く人たちがマスクを手にできないこと。
これは集団感染(クラスターと言います)を巻き起こす危険が上がるんです。
今必要な人たちへ感染予防のマスクがいきわたるように、安部首相は国民に再利用できるマスクを配る事を優先したんです。
お金よりも何よりも、これ以上新型肺炎コロナウィルスで亡くなる人を増やさないためにマスクを配るわけです。 国が配るマスクなんて必要ないと言い切る大人はこんな人
マスクが今必要な業界は限られています。ですが、マスクをわざわざ国から配られる必要はないと声をあげる大人がいるのも事実です。
この問題は簡単です。
マスクが今必要な人たちの事を考えてないから言えることです。自分以外はどうでも良い大人が多いんですね。
だけどそれは違います。
自分を犠牲にしてまで今を守っている大人たちが少なくともいるのです。
お医者さんも看護師さんも逃げ出したいです。介護士さんだってそうです。
電車やバスの運転士に、タクシーやデリバリードライバーもそうなんです。 自分だけが心配なら今を休むことが正解ですからね。
そんなことはわかっているのに働く大人はいるんです。生活にために働く人もいるかもしれません。
だけどはっきり言いましょう。
こんな人たちは私たち国民を守るために働いてくれているんです。実際に有給や休業補償をもらって避難している大人もいます。
今日まで働いているこのような人たちだって避難出来るのです。だけど逃げずに戦っているのは誰のためなのでしょう?
スーパーやコンビニだってあいてますよね?
私たち国民を守るために自分を犠牲にしたて働いています。
その人たちへ感謝をできない大人たちが、マスクなんていらないから金よこせと言ってしまうのです。
さてあとどれくらい私たちは新型肺炎コロナウィルスと戦えるのでしょうか?
私たち国民を守るために働いてくれている一部の大人が、倒れたときの事を考えなければいけないかもしれません。