ふぃりあ ふぃりあ第弐話【ヂンカクノ果テ】四 行キ着ク先 それ以上は何も無く私達は帝都へ帰りましたとさ…… アーニャは歳で言えば14,5か…… 小雪は20だそうだ。 人の成長も何も解らんものだな。 苦労しなくては池から魚を釣り上げられぬ…… 食欲は食事の時に湧く…… どちらも露西亜... 2017.05.05 ふぃりあ
ふぃりあ ふぃりあ第弐話【ヂンカクノ果テ】参 小雪 「小雪よ、お前はあいつを愛していたのか? 」 あいつはな、お前を本気で愛しているからこそ向き合ったのだと思うぞ。 下らん感情だけでお前を都合よく使いたいのであれば、余計なお世話と思うこともされたりはせぬだろう? しかしな、お前のつい... 2017.05.05 ふぃりあ
ふぃりあ ふぃりあ第弐話【ヂンカクノ果テ】弐 女ノ家ヘ 「女の家へ行こうかと思うぞ 」『イッショニマイリマス 』覗き趣味があるわけではないのだが、又八郎よ?何故死ぬ事を選んだのだ?その家はな、門構え立派で、不自由など無い暮らしが見て取れる家だな。私はこの身分でな、身構えたのは門構えでは... 2017.05.05 ふぃりあ
ふぃりあ ふぃりあ第弐話【ヂンカクノ果テ】 又八郎 腐れ縁と言えば良い物か?その男は家を捨てて生きる事を選んだ。どちらかと言えば不幸な男で、女に関しては恵まれぬものだった。それが三十を越えて十も離れた女と結婚すると言うから、腐れ縁もここで切れる事になると思ったのさ。連日私の屋敷にこや... 2017.05.05 ふぃりあ
ふぃりあ ふぃりあ第壱話【猫叉しゃん・・・・・・】参 戦イ ふむ? 一尺先すら見えぬ闇夜、山道を童の母様探すとなりては折れるものがあろうな。 麓へ行くまでのこの道は獣アヤカシ潜む予感。 解らんでも無い、女を求め飢えたオスがここを上るのだろう? 寸前で止められた欲望の膜ほど張り詰めて成熟... 2017.05.05 ふぃりあ
ふぃりあ ふぃりあ第壱話【猫叉しゃん・・・・・・】弐 売春宿ニ参ジル 駅について参じたのは売春宿の頭目なり。 「あぁ、こういう場所に縁無いものだから緊張してしまうね 」 『ナリマセン 』 頬を膨らませるのは帝國でも露西亜でも変わらぬものか。 出来るならアーニャにこんな世界など見て欲し... 2017.05.05 ふぃりあ