チンチラのお迎えは大変? 飼い方や飼育、問題点まで公開します

動物
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絶滅危惧種と言われているエキゾチックアニマルのチンチラですが、日本でも認知され始めて人気の高いペットになりつつあります。

お迎えを検討している方のために、お迎えした私が獣医さんやチンチラ協会さんに相談したことなどを踏まえ、お迎えまでの準備から生活まで話していきたいと思います。

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はじめにチンチラとは

チリに住んでる小動物で30センチ前後に育ちます。

尾は長くて毛色も色々います。

集団生活をしている動物ですが犬のような社会性はなく、どちらかと言えば猫のような気ままな集団生活をする生き物です。

その為鑑賞するには非常に可愛いですが、しつけをして主従関係を築くには不向きなことが多いと言われています。

草食動物のため体臭はなく、飼いやすいイメージはあります。

ネコとウサギのような性格に見えますし、見た目もまん丸でとても可愛いです。

ペットとしてお迎えした場合15年とか生きるそうです。

毛皮目的で狩猟されていたため自然での個体数は減少しています。

ほかにフクロウやキツネのご飯になるため、常に狙われている生き物それがチンチラなのです。

チンチラの問題点

お迎えする前に絶対知っておかなければいけない事、それは糞(フン)の問題です。

チンチラの個体差はないと言って問題ないほどおしっことうんちはします。

部屋の中行けるところはどこでもトイレにしてしまうので、覚悟がないとお付き合いしていけません。

我が家は事前に調べてたので気にはなりませんでしたが、想像よりも多くうんちする生き物だと思いましたね。

したがってお部屋の掃除は毎日することになります。

生後3か月から6か月くらいまでの個体が飼いやすいと言われていますが、個体差がありなつかない子もいます。

ペットショップで1年ほど売れ残ったメスのチンチラはなつきにくい為、お迎えするのは大変です。 (我が家は1歳のおんなのこをお迎えしました)
屋外飼育はできません。

日本の野草の中にはチンチラが口にしてはいけないネギ科の植物などが生えているため危険だらけなのです。

部屋の中で飼育する場合、一日一度程度は部屋の中をお散歩させないといけません。

この時壁紙や部屋のドアなど齧れるものは全て齧ります。賃貸などで飼う場合は非常に厳しい生活になるかもしれません。

そのため部屋の壁などをかじられないようにする対策が必要な場合もあります。

1メートルくらいならジャンプを繰り返せる暴れん坊なので部屋をキズ付けられない努力は人側がしないといけません。

個体差によるでしょうがある程度のことは良い悪いを理解してくれます。

多頭飼いする場合、チンチラ同士で命の奪い合いをするほど激しい喧嘩をするようなので初心者には難しい生き物となりそうです。

基本的に夜行性の生き物ですから、生活時間帯が合わないとお互いがストレスになりそうですね。 しかし飼い主の生活に合わせて起きてくれるチンチラもいます。

とにかく破壊とご飯が大好きな3歳児! それがチンチラです。

特にメスの方が気性も荒いと言われています。

チンチラの特徴

個体の値段は2万円〜となっており珍しい個体は数十万円で取引されます。

寿命は自然では平均4年ほどと言われていますが飼育下では15年以上生きるそうです。

病気になることが少ないと言われていることから飼いやすいイメージですが、問題点も多く飼いやすいとは言えない印象。

人には慣れてくれますが触られるのを嫌う個体が多いので抱っこすることはなかなかできません。

人からコミュニケーションをとるよりも、チンチラから寄ってくるのを待つことになります。

つまり慣れてくる生き物です。

ペットとしてのチンチラは毛色が15色ほどありますが寿命や性格の偏りは見られないそうです。
ケージ内で飼えることから、集合住宅やマンションでのお迎えも人気ですが、夜行性のため個体によっては深夜に跳ね回ります。

鳴き声は小さくほとんど鳴きません。

とにかく暴れる個体が多く最初は大人しく見えても慣れてくると一時間程度は閃光のハサウェイします。騒音が問題になることがあるかもしれません。

チンチラは頭がいいのか?

チンチラの学習能力は非常に高く、一度嫌いになった人になつくことはないと言われています。

調べてみると人間の3歳児程度くらいの知能があるそうです。

個体差はありますが、齧ることを叱ればかじらないようになったり、名前を呼べば近づいてきたり、飼い主の生活時間に合わせて寝起きするチンチラもいます。

警戒心が非常に強い生き物のため、とにかく隠れられる場所などを把握していて俊敏に行動するので頭が良いと言えば良いのかもしれませんね。

お迎えした初日から抱っこした我が家の主は、今もおしっこをかけられて警戒されています。

チンチラの飼育は大変?

基本的にチンチラをお迎えした人は部屋の中で放し飼いするか、ケージの中で飼育してお散歩させるかのケースしかありません。

運動量が多いので最初は戸惑うかもしれませんがチンチラの方がなついてくると、ケージに戻らせることも簡単になってくるので難易度は低めです。

ただしチンチラの警戒心は非常に強い為、外部からの騒音や室内の温度と湿度にはストレスを感じやすいはずです。

そのあたりもなれてくるイメージですが、最初は気を遣ってあげないといけません。

室温は25度以上15度以下は危険と言われています。

湿度40%未満で管理できるように気を付けなければいけません。

チンチラはお風呂の代わりに砂浴びをします。その後の掃除が大変です。

草食動物なのでご飯の管理は簡単です。一日に一回与えることが多いです。

毎日することと言えば掃除とご飯これだけです。

チンチラはなつくのか?

好奇心が強くなつきやすいと言われていますが全てがそうではありません。

ペットショップにいた時期や、お迎えされてからのアクシデントなどトラウマを持つチンチラもいるでしょう。 警戒心が非常に高く体を触られるのを非常に嫌がる生き物ですから対応を間違えずお迎えしていきたいところです。
行動や鳴き声で感情表現もしますからチンチラが私たちに慣れてくれるまで忍耐が必要になります。 したがって懐くというよりも慣れてもらう事が大事ですね。
懐きやすい動物ではありませんが、臆病でやさしい個体が多いイメージです。
お迎えした場合一か月ほどはご飯と掃除のみするようにしてチンチラから近づいてくるのを待ちましょう。
そこから徐々に家族になっていけると思います。

チンチラの食べるものと絶対にあげてはいけないもの

チンチラは草食動物でなんでも口にしてしまいます。
ニンニクやネギ、アボカドなどは中毒を起こして最悪死に至ります。
琵琶の実は食べられないけど琵琶の葉は好んで食べるとか難しい扱いの食べ物もあります。 基本的に乾燥したものしか食べませんが、ドライフルーツなどはしっかり食べますし甘い食べ物が好きなのでチョコレートなども欲しがりますが与えてはいけません。 チョコレートも中毒を起こします。
基本的にあげるご飯は干し草(ティモシーと言われる牧草)とペレット(乾燥食品)の2種類のみです。
慣れないうちは草とペレットだけを与えましょう。

チンチラとおやつ

チンチラは甘い果物が大好きです。 ですがドライフルーツにしなければ食べられません。 水分の多いものが苦手だからです。 チンチラ用のおやつを調べてもわかる通り乾いた食品しかありません。
その他に乾燥した葉っぱや木の根っこ、かじり木なども好んで食べます。
実際に食べているおやつは以下の通りです。

おやつは週に一度程度と言われていますが、一日の食事量が体重の2パーセントと言われていますから、計算して小さなかけらのおやつをあげたりもできますね。
ナッツ類も好きですがチンチラは太りやすいので、ナッツ類の脂肪分が悪影響です。 さすがに毎日あげたりはできませんね。

チンチラと病院

チンチラはエキゾチックアニマルと言われ、対応してくれる動物病院が少ないです。 お迎えする前に一度動物病院を調べておくかペットショップなどに相談しておく必要があります。 対応している動物保険もお迎え先にあるのか調べておくと安心です。 その際保険の使い方も聞いておく必要があります。
加入した保険の中には使用回数制限があるものもあるからです。
病気をしにくい動物と言われていますが、突然死するケースも多数報告されているため健康診断は定期的にしておきたいところです。
普段はチンチラのトイレを観察して異常がないかある程度素人でも判断できますが、動物病院の存在は絶対に調べておいた方が良いでしょう。

チンチラをお迎えする前に知っておくこと

ここまでがお迎えする前に知っておくことです。
思っていたよりもうんちをするし、毎日掃除が必要にもなり、暴れん坊がなつくまで時間をかけてお世話しないといけないのです。
初日から抱っこしたり、無理やり捕まえてスキンシップをすると自分の腕がボロボロになります。 当然チンチラからも嫌われて何をするにも警戒されるようになるのです。 チンチラは個体差もはげしく、嗜好がつよいため、おやつのあげ方を間違うと牧草やペレットを食べなくなります。 そのような不安定なお世話をお迎えしてからしばらく続けなければいけないデリケートな生き物なのです。
育児に近いものがあると言えますね。
ここまでの話を聞いてもお迎えしたい方は、以下準備まで話を進めましょう。

チンチラのお迎えに必要なもの

チンチラは運動量の多い生活をします。
一日のうち23時間寝ていると言われますが、飼育下ではそんなこともありません。
そのためある程度運動できるケージが必要になるのです。
ウサギ用のケージや子猫用のケージが欲しいところです。
チンチラ専用のケージは数ありますが、我が家では子猫用の大きなケージを使用しています。 砂浴びや歯の健康のためかじれる素材なども必要になりますし。
ケージによってはハムスターのように回し車があった方が良いかもしれません。
今回は実際に私が用意したものをお話します。

  • ケージ(檻)
  • 砂浴び容器(砂浴び用の砂)
  • ご飯皿と水飲み器
  • ストレス発散用アイテム(おもちゃ・かじり木)
  • 牧草とペレット・おやつ
  • トイレトレー(ペットシート)
  • すのこ
  • 掃除アイテム
  • タオルケット
  • 温度計

項目ごとの説明は以下の通りです。

ケージ(檻)

先ほど少し触れたようにチンチラは運動量が多く跳ね回る生き物です。

食事するスペースや砂浴びスペースなどを考えると大きなケージが必要になります。

子猫用のケージがちょうどいいくらいです。

砂浴び容器(砂浴び用の砂)

砂浴び容器は透明なものから可愛い陶器まで様々です。 動画映えする金魚鉢みたいな砂浴び容器もあります。
きめ細かい砂を好むのでチンチラ用と書いてあるものが好ましいです。

ご飯皿と水飲み器

ご飯皿は陶器のものを選ぶと良いです。 暴れて壊されるものは避けておきましょう。 100均でそろいますね。 水飲みは市販されているものを用意した方が楽です。 その際ケージに装着できるか確認しておくと良いです。

ストレス発散用アイテム(おもちゃ・かじり木)

意外に大切なものがおもちゃや、かじり木と言ったアイテムですが、100均やペットショップでいろいろとありますのでお迎え前に調べておくといいでしょう。

ストレスに弱い動物と言われているのでかじるものは大事です。それがストレス発散になってます。

牧草とペレット・おやつ

ご飯に関しては個体によって好き嫌いが激しいので最初は用意しすぎないことが大事です。 とくにおやつは、最初気に入ってもしばらくしたら食べないこともあります。 牧草やペレットも種類がありチンチラの好みもあるので相手に合わせたものを用意するようになっていきます。

トイレトレー(ペットシート)

ケージの中にいる間は一定の場所でおしっこをすませる子が多いです。
そのためトイレを用意してあげると覚えると思います。
うんちはケージ内のどこでもしますからあきらめましょう。

すのこ

チンチラはペットシートなど紙類を好んでかじります。
足を怪我しやすい生き物なのでかじったシーツが足に絡まないように天然木のすのこを床材にしています。 このすのこがあるとチンチラが木をかじるようになりますからけがの心配が減ります。 歳を取って元気が少なくなったらハムスター用の床材などを用意するつもりです。

掃除アイテム

チンチラは非常に憶病で大きな音を怖がります。 できるだけ掃除機などは使わず掃除をしたいのでお迎えしてからしばらくは小さなほうきと塵取りで掃除した方が安心です。 100均で揃えられるもので大丈夫です。

タオルケット

チンチラはモフモフとした毛並みでふっわふわな見た目です。 ある程度の寒さに強いようですが、ハムスターのように自分で好みの環境を作ったり温度を気にした巣作りというものはしないようです。 ですのでチンチラがお気に入りの隅っこに小さなタオルケットを置いておくと、そこで寝るようになります。 暑いときは勝手にタオルケットを自分でどかしますし食い散らかすことはないです。

温度計

これも安いものは100均で買えます。

温度と湿度は気にしてあげたいので是非お迎え前に用意しておきたいですね。

お迎え前に必要ではありませんが、体重計があると健康管理しやすいです。

ここまでチェック出来たらいよいよお迎えになります。

お迎え前の最後に覚悟しなくてはいけない事

大切にお迎えしてもチンチラやハムスター等のげっ歯類は突然死をする場合があります。

飼い主さんが自分を責めるコメントや動画をよく見ますが、それはただのおごりです。

可能性としてあることは知っておいてお迎えしなければいけません。だけど意識しすぎては疲れてしまいます。

そのバランスが大事ですから気をしっかり持って家族としてお迎えしたいですね。

チンチラ飼うのに幾ら掛かる?

ココからお金の話をしていきます。

チンチラの金額は2万円〜です。

ケージも2万円前後の大きなものが良いと思います。

周辺で必要なものも高くありません。私が実際にかかった金額は全部で10万円以下でした。

オススメの商品は以下を参考にしてください。

チンチラを迎える当日の注意点など

チンチラは日本の気候に合った動物ではありません。

暑さと湿気に弱いので6月〜9月の時期は高温多湿ですから弱りやすいです。

お迎え先の距離なども考えてなるべく早く済ませたいところです。

当日お迎えしたらすぐにケージに入れて休ませてあげてください。

最初にお部屋に放してしまうとお部屋が自分の居場所だと勘違いしてケージに慣れなくなります。お部屋をお散歩させるときケージに帰りたがらなくなります。

チンチラと家族になれるのか

チンチラはメスの方が気性が荒く、出産できる年齢になると気も強いと言われています。

ですが我が家ではチンチラと一緒に暮らせていますし、今までの経験も特にありませんでした。

同じ部屋で一緒に過ごして寝ていますが生活も私たちに合わせてくれる暴れん坊です。

未経験でお迎えして現在も楽しく暮らせていますから、ここまでのお話で覚悟が決まった方はきっと毎日楽しいのではないでしょうか?

もし私のおはなしがきっかけでお迎えされた方がいたらTwitterなどでお話したいですね。

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